どんな人生を望むか -断捨離の効果-
東京に転勤してくる前、私が地方都市に住み、外車に乗り、3LDKのマンションに住み、自由気ままな暮らしをしていたのは、序章に書いた通りだ。
実は、2輪の中免も持っていて、実家には中型バイクも持っていた。あ。一応、性別は女性です。性格はオヤジだけれど。苦笑
それは、置いといて。
この状況が東京の話なら別だけど、地方都市なんて1人1台、車を持っているのは、ほぼほぼ、当たり前。しかも、外車は中古で、マンションも築20年で、家賃は10万円以下だ。
アラフォーとしては、まあ、普通か、中の上、くらいの暮らしだったと思う。
しかし、まさか都内で、そんな暮らしが出来るわけもなく、ましてや、今はこのブログの題名の状況だ。私は、大好きだったクルマもバイクも、他にも沢山、ホントにたくさんの物を手放し、諦め続ける事になる。
何を手放し何を残すか、すごく悩んだし、愛着や思い出のあるもの、思い切って買ったものなどを手放すのはとても辛いし悲しかった。情けなかった。
でも、その行程で、私は、自分が何を大切にしているのか、自分がどういう人間なのか、そして、どう生きていきたいと思っているのか、今までちゃんと考えてこなかった、自分自身を初めて知る事が出来たのだった。
これぞ、断捨離の効果。
断捨離って、ただ単にモノが少なくなってスッキリする事かと思っていたけど、自分の中も一緒にスッキリ整理されるのだと、実感した。
40年生きてきた人生の棚卸しを、この東京での4年間で、一気にした気分だ。
私は、今、27平米ほどのワンルームに住んでいる。多少の手狭間はあるけれど、意外なほど快適に暮らしている。あんなに広さにこだわっていたのは、なんだったんだろう、と拍子抜けするくらいに。