アラフォーの派遣生活、債務整理直前。
そんなこんなあって、エイヤッと、会社を辞めた後、私はすぐにファーストフードの店やホテルのラウンジで働いたりしながら、事務の派遣の仕事を探した。ほどなく、外資系の会社の事務の仕事が決まった。
久々の外資系企業は、居心地が良かった。
私の経験からすると、日本企業と外資系企業の雰囲気は、違う。外資系の方が個性ある人が多く、それぞれその自分の個性を発揮して仕事をしている気がする。一概には言えないけど。そして、私には外資系の方が性に合っていると思う。
その後しばらくしてから、私は家の近くに素敵なフレンチレストランを見つけ、週末はその店で働く事になった。
丸一日休み、ということはほとんどなく、ほぼ毎日働いていたが、生活はギリギリだった。
いや、ほんの少しずつマイナスだったのだ。日々働いて、お金はとりあえず返金出来ていたから、それで良いと思っていた。
あまり考えまい、としていたのだと思う。
どうにかなると、思っていた。
何より、休みはなくても、自分らしく働ける事の幸せをしみじみと実感しながら、これからの生き方を模索するのに必死だった。