#アラフォー #おひとり #派遣社員 #給与差押え #債務整理中

このブログは、私の復活物語になる。

債務整理以前 -予兆-

東京に転勤になる、半年前。

私はそれまで、実家で父と2人で暮らしていた。母は、私が学生の時に亡くなり、私が家事をこなしていた。

私の実家は、日当たりも風通しも良く、木が沢山植わっていて、静かで、交通の便も良くて、私はそんな環境が大好きだったし、料理は好きで、家事は得意だったので、実家を出て独り暮らしを始める気はさらさら無かった。

父は長い間、サラリーマンとして働いていたが、母が亡くなってしばらくしてから、知人と小さな会社を始めた。(先に言っておくと、その会社の経営が苦しくなって、借金が、、、という話では、ない。)

その父が、体力的にも辛いと言って仕事を辞めたのは、74歳の時だ。

ここまで書くと、なんとなく、察しがつくのではなかろうか。

父は、ずっと家に居るようになり、家が散らかり始めた。父は、片付けなど、得意ではない。捨てることが出来ず、請求書でもなんでもとりあえず、取っておくタイプだ。

反対に、私は捨て魔。ゴミが出た片っ端から捨てていく。モノは極力増やしたくない。

父は、日中暇になったのもあるのだろう。マッサージチェアやらインテリア小物やら、何かしらものを買ってくるようになって、家が雑然とし始めた。

ケンカ、と言っても、私が一方的に怒るだけなのだけど、その機会が増えて、私はもうとうとう我慢が出来なくなってしまった。

独り暮らしを考え始めた時、友人が、空き家にしている一軒家に住んでみないか、と、提案してくれた。家も、誰も住んでいないと荒んでいくし、住んでくれたら助かる、という事で、私は一も二もなくその話を受けた。

今時代でいうと、「定年別居」と言うんだろうか。