#アラフォー #おひとり #派遣社員 #給与差押え #債務整理中

このブログは、私の復活物語になる。

どんな人生を望むか -東京に住みたい、という人に-

ただ、私は人混みや集団が苦手なので、東京をなかなか好きになれずにいるのだけど、さすがに大きな街なので、初めての駅に降り立つ度、新しい道を通る度に、街角の公園や食堂やカフェ、雑貨屋を見つけたり、街ごとに違う表情を発見するのは楽しく、なかなか飽きる事がない。

 

いろんな生き方の人達と、多種多様な文化で溢れていて、選ばなければ仕事も沢山あるから、学生や、成長したい意欲のある人、マニアックな趣味の持ち主であれば、本当に、出会いも多いし、発見も学ぶ事も沢山あると思う。

ただ。

上を見上げれば、先端なんて見えないし、下を覗けば、底なし沼のように深い。

500円で、インスタントのが美味しいだろ、とツッコミたくなるコーヒーを出される事もあれば、世界チャンピオンが淹れた透明感のある素晴らしく美味しいコーヒーを飲む事が出来たりする。

2千円で、今やどこにでもあるファミレスの味気ないハンバーグステーキを食べるのか、日本とは思えない、外国語の飛び交うカジュアルな無国籍料理のレストランで、モデルのようなスタッフの気さくな笑顔のサービスで、ビール片手にチキンのカレースパイス煮込みを食べるか、は、自分の選択次第である。

素晴らしい人脈や環境に恵まれれば、成長も出来るが、逆に染まれば、どこまでも自堕落になれる。

また、あまりに人が多過ぎて、人間としての尊厳とか人に対する思いやりとか、どうでも良くなるかもしれない。

駅なんて、四六時中ラッシュで、みな、いつも、我先にと先を急いでいる。

人がたくさんいるので、当然、ぶつかったりするのだけど、ぶつかるのもあまりに当然過ぎて、謝る事すらもう忘れている。

親切にしてもらっても、先を急ぎ過ぎていて、お礼を言う事もしないでいる。

朝の通勤時なんて、人を突き飛ばして急いで電車に乗る人、満員の車内に背中でグイグイ押して乗り込んで来る人、席が開けば我先にと、座る人。譲り合いや思いやりなんて言葉はほとんどなく、みな、自分を守るのに必死だ。

優しく余裕のある自分でいたいのに、いつの間にか周りに飲み込まれてしまう。

そんな毎日を送りながら、普通の生活を送っていては、ここ、東京で「余裕」を持つことは、よほど意識をして日々気をつけていない限り、難しい。

 

それなのに、住むにも金はかかる上に、いく先々には購買意欲をそそる、店、店、店。

まるで巨大なショッピングモールだ。

いろんな誘惑やワナもあちこちに転がっている。

自分が何者なのか、なにをしたいのか、どうなりたいのか、しっかりと自分の芯を持っていないと、私の二の前になり兼ねないので、くれぐれも注意して欲しい。

まじで。

 

東京って、つくづく、実態のない、ブラックホールみたいな街だな、と、思う。

 

そんな私は、実際に住んでみてから、東京を「都会」とは思わなくなった。

東京は、私にとっては、「どデカイ街」だ。

 

確かに、ほんの一部、高層ビルが密集して建っていたり、クレイジーでオシャレで洗練された街や、セレブの集まっている、いわゆる「都会」というイメージそのものの地区もあるけど、断然に、雑居ビルや垢抜けない一般人の占める割合の方が多い。

地域では成り立たず、なくなってしまったような、商店街や個人店が都内のあちこちに健在で、おじいちゃん、おばあちゃん達が腰の曲がった姿で働いていたりする。

地域で失われた情景に、東京で再開して懐かしく感じる、なんて、全く意外だった。

 

東京は、居心地よく住める所か、と聞かれれば、私はキッパリ「No!」と、言う。

 

収入を不自由なく得られているなら、災害や事件に巻き込まれない限り、地方の方が断然に良い生活ができる。

 

私の地元は、山あり海あり、川あり、の自然豊かな地方都市だったから、休日になれば、島や無人島へヨットや車でドライブしに行って、海岸で海水浴したり、山小屋でバーベキューやキャンプしたり、冬はスキーかスノボに行き、決まって、帰りは温泉に浸かってほくほくと帰ったものだ。

東京みたいな高速道路の渋滞なんて、ほとんど、ない。

それが、当たり前、だった。

 

東京でそんな暮らしは出来ない。

 

どこかレジャーに行けば、車の渋滞や、人混みで疲れてしまうだけだ。

 

安くて美味しいものを食べ、安い家賃で広い家に住み、自然を身近に感じながら、平和で落ち着いた生活を送りたいなら、地方都市で暮らすのが一番だと思う。

 

ほとんどの情報も、欲しい物も、今や、インターネットでスグに手に入る時代なのだから。

 

でも。

 

それでも、何かしら目的があって、経験を積みたい、勉強がしたい、と思っている人、さらなる成長を望んでいる人、そして、

地域で生きにくさを感じ、もっと自分らしく、自分を精一杯表現して生きたい、と、望んでいる人には、是非一度、東京で生活してみる事をお勧めしたい、と、思う。

 

ありとあらゆる経験や出会いが待ち受けているのは、間違いない。

 

そして、成長するか、挫折するか、自分を発見するか、見失うか、は、自分次第だ。

 

地元の良さに気付いてUターンするも良し、新境地を求めて海外へ旅立つのも良し、だ。

 

周りに振り回されず、どんな状況になろうとも、揺るぎない確固たる自分を持ち続け、自分の進むべき道、なりたい自分をしっかり見極めていれば、もしかしたら、東京は味方になるかもしれない。

 

でも、ね。

 

アラフォー、ひとり、で、人混み嫌い。

これといって目的もなし。

そんな人には東京、オススメしません。

 

くれぐれも、一時的な衝動や、単なる好奇心で、東京に移住してきたりしないように。

ココロが荒みます。

ホントだよ。。。